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源氏物語 桐壺 その7 父帝悲しみの日々
著作名: 春樹
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【源氏物語 原文】

はかなく日ごろ過ぎて、後のわざなどにもこまかにとぶらはせたまふ。
ほど経るままに、せむ方なう悲しう思さるるに、御方がたの御宿直なども絶えてしたまはず、ただ涙にひちて明かし暮らさせたまへば、見たてまつる人さへ露けき秋なり。

「亡きあとまで、人の胸あくまじかりける人の御おぼえかな」とぞ、弘徽殿などにはなほ許しなうのたまひける。一の宮を見たてまつらせたまふにも、若宮の御恋しさのみ思ほし出でつつ、親しき女房、御乳母などを遣はしつつ、ありさまを聞こし召す。
【現代語訳】

日が経つに連れて、帝はどうしようもない寂しさに苛まれていました。
他の女性を部屋によぶこともなくただ涙に明け暮れているので、見ている人までがしめっぽい気持ちになるような秋でした。

右大臣の娘、弘徽殿の女御(一の宮の母)などは「死んでもなお人の気を悪くさせるご寵愛ぶりね」と言って、相変わらず嫉妬していました。

帝は、一の宮と会うことがあっても、若宮の(二の宮)恋しさばかりを思い出してしまい、親しい女官や乳母などを更衣の実家に遣わせ、若宮の様子を報告させていたようです。



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