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論語 為政第二 19~21
著作名: 春樹
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【原文】

19:哀公問曰、何為則民服、孔子対曰、挙直錯諸枉、則民服、挙枉錯諸直、則民不服。

20:季康子問、使民敬忠以勧、如之何、子曰、臨之以荘則敬、孝慈則忠、挙善而教不能則勧。

21:或謂孔子曰、子奚不為政、子曰、書云、孝于惟孝、友于兄弟、施於有政、是亦為政也、奚其為為政。

【書き下し文】

19:哀公問いて曰く、何を為さば則ち民服せん。孔子対えて曰わく、直きを挙げて諸れを枉れる(まがれる)に錯けば(おけば)則ち民服す。枉れるを挙げて諸れを直きに錯けば則ち民服ぜず。

20:季康子問う、民をして敬忠にして勧めしむるには如何せん。子曰く、これに臨むに荘を以ってすれば則ち敬あらん、孝慈ならば則ち忠あらん。善きを挙げて不能を教うれば則ち勧めん。

21:或るひと、孔子に謂いて曰わく、子奚ぞ(なんぞ)政を為さざる。子曰わく、書に云う、孝なるかな惟れ孝、兄弟に友あり、有政に施すと。是れ亦た政を為すなり。奚ぞ其れ政を為すことを為さんや。
【現代語訳】

19:哀公が孔子「どうすれば国民は服従してくれるのでしょうか。」と尋ねました。孔子がおっしゃるには、「まっすぐな志をもった人を起用して、曲がった心をもった人の上に抜擢すれば国民はみなついてくるでしょう。反対に、徳のないような曲がった人を起用し、まっすぐな志を持った人たちの上におくのであれば、国民はついてこないでしょう」とのことです。


20:季康子は孔子に、「国民を、誠意をつくして奉仕させるためにはどうしたらよいのでしょうか」と尋ねました。孔子、「あなたが権力をもってこれを行おうとするならば国民は従ってはくれないでしょう。しかし、慈悲に満ちていれば忠誠を地下ってくれるはずです。優れた人材を登用して、そうではない人材の指導に充たらせるのがよいでしょう」と答えました。


21:ある人が孔子に「あなたはなぜ政治に携わらないのですか」と尋ねました。孔子は答えました。「書経にはこう書いてあります。『親を思う人間は、兄弟の仲もよい。これこそ孝であり、その孝は国の政治にもよい影響を及ぼすと』。そう考えると私の生活も政治の一部であり、主君にわざわざ仕えて政治を行う必要はないと考えるからです」と。


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