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古文単語「まはる/回る/廻る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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まはる/回る/廻る

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ラ行四段活用

未然形まはら
連用形まはり
終止形まはる
連体形まはる
已然形まはれ
命令形まはれ


意味1:自動詞

回転する、まわる

[出典]亀山殿の御池に 徒然草
「多くの銭を賜ひて、数日に営み出だして、掛けたりけるに、おほかた廻(めぐ)らざりければ、とかく直しけれども、つひに廻(まは)らで、いたづらに立てりけり。」

[訳]:多くの金銭をお与えになって、数日かけてこしらえあげて、(水車を川に)かけたところ、まったくまわらなかったので、あれこれと直してみたけれど、最後までまわることはなく、(水車は)むだに立っているだけであった。


意味2:自動詞

迂回する、遠回りをする

[出典]富士川 平家物語
「すはや源氏の大勢の寄するは。斎藤別当が申しつる様に、定めて搦手もまはるらむ。」

[訳]:あっ源氏の大軍が(攻め)寄せてきた。斎藤別当が申したように、きっと(源氏の軍勢は、わが軍の)背後にも迂回するだろう。


意味3:自動詞

すみずみまで回り歩く、めぐり歩く

[出典]:猿源氏草紙
「汝は、洛中をまはり、隠れもなき鰯売りなれば...」

[訳]:おまえは、洛中をすみずみまで回り歩く、知らない人のいない鰯売りなので...


意味4:自動詞

もうかる、利益をうむ

[出典]:好色一代男
「小判貸しの利は何ほどにまはるものぞ。」

[訳]:小判貸しの利息はどれほどにもうかるものか。


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