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古文単語「とどまる/止まる/留まる/停まる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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とどまる/止まる/留まる/停まる

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ラ行四段活用

未然形とどまら
連用形とどまり
終止形とどまる
連体形とどまる
已然形とどまれ
命令形とどまれ


意味1:自動詞

同じ場所にいる、後に残る

[出典]ゆく河の流れ 方丈記
「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」

[訳]:(河の流れの)よどみに浮かんでいる水の泡は、一方では(形が)消え(てなくなり)一方では(形が)できたりして、長い間(そのままの状態で)とどまっている例はない。


意味2:自動詞

中止になる、取りやめる、絶える

[出典]:蜻蛉日記
「物詣はけがらひいできて、とどまりぬ。」

[訳]:物詣(の予定)はけがれができたので、中止になってしまった。


意味3:自動詞

滞在する、泊まる、宿泊する

[出典]:大和物語
とどまりなむと思ふ夜も、なほ『いね。』と言ひければ...」

[訳]:(男が女のもとに)泊まろうと思う夜でも、やはり「行きなさい」と(女が)言ったので...


意味4:自動詞

動きがなくなる、とまる

[出典]那須野 奥の細道
「あやしう侍れば、此馬のとどまる所にて馬を返し給へ。」

[訳]:気がかりでございますから、この馬が止まったところで馬をお返しください。


意味5:自動詞

心がひかれる、興味や関心を持つ、耳や頭に残る

[出典]:西光被斬 平家物語
「ただし耳にとどまる事をものたまふものかな。」

[訳]:もっとも(あなた様は)耳に残る事をおっしゃいますなあ。


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