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古文単語「おどろおどろし」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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おどろおどろし

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形容詞・シク活用

未然形おどろおどろしくおどろおどろしから
連用形おどろおどろしくおどろおどろしかり
終止形おどろおどろし
連体形おどろおどろしきおどろおどろしかる
已然形おどろおどろしけれ
命令形おどろおどろしかれ


意味1

気味が悪い、不気味である、恐ろしい

[出典]道長の豪胆 大鏡
「いとおどろおどろしくかきたれ雨の降る夜、帝、さうざうしとや思し召しけむ、殿上に出でさせおはしまして遊びおはしましけるに...」

[訳]:(雨雲が)とても気味が悪く垂れ込めて激しく雨が降る夜に、帝は物足りないとお思いになったのでしょうか、殿上の間にお出ましになられて、お遊び(管弦楽の演奏・和歌詠みなど)になられていたところ...


意味2

仰々しい、大げさだ、目を見張るほどだ

[出典]:にくきもの 枕草子
「おりのぼる衣のおとなひなど、おどろおどろしからねど、さななりと聞こえたる、いと心にくし。」

[訳]:退出したり参上したりする(ときに着物の裾が床とすれる)音など、大げさではないのですが、そのように聞こえるのが、たいそう奥ゆかしい。


意味3

ひどい、はなはだしい、騒がしい、けたたましい

[出典]:五月ばかり 枕草子
「こは誰そ。いとおどろおどろしう、きはやかなるは。」

[訳]:これは誰だ。たいそうはなはだしく、特に目立っているのは。

※「おどろおどろしう」は、連用形「おどろおどろしく」のウ音便。


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