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古文単語「いぶかし/訝し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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いぶかし/訝し

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形容詞・シク活用

未然形いぶかしくいぶかしから
連用形いぶかしくいぶかしかり
終止形いぶかし
連体形いぶかしきいぶかしかる
已然形いぶかしけれ
命令形いぶかしかれ


意味1

気がかりだ、心もとない、心が晴れない

[出典]狩りの使ひ 伊勢物語
「つとめて、いぶかしけれど、わが人をやるべきにしあらねば、いと心もとなくて待ちをれば...」

[訳]:早朝、気がかりであるのですが、自分の所の人を(使いに)やれるものではないので、たいそうじれったく待っていたところ...


意味2

(様子をもっと)
知りたい、見たい、聞きたい、はっきりさせたい

[出典]或者、子を法師になして 徒然草
「この薄をいぶかしく思ひけるやうに、一大事の因縁をぞ思ふべかりける。」

[訳]:このすすきを知りたいと思ったように、第一にすべき重大なこと(悟りをひらく機縁)を思うべきであった。


意味3

不審だ、疑わしい

[出典]:紅葉賀 源氏物語
「かうさだ過ぐるまで、などさしも乱るらむ、といぶかしくおぼへたまひければ...」

[訳]:このように(女性としての)盛りを過ぎるまで、どうしてそんなにふしだらなのか、と不審にお思いになったので...


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