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古文単語「やがて/軈て/頓て」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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やがて/軈て/頓て

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副詞

意味1

そのまま、引き続き

[出典]世に従はん人は 徒然草
「春はやがて夏の気をもよほし、夏より既に秋は通ひ...」

[訳]:春はそのまま夏の気配を誘い、夏の間からももう秋(の気配)が通いだし...


意味2

まるで、さながら、そっくりそのまま

[出典]:牛は 枕草子
「牛は、額はいと小さく白みたるが、腹の下、足、尾の筋などは、やがて白き。」

[訳]:牛は、額にとても小さい白い(毛がある)もので、腹の下、足、尾の毛筋などは、そっくりそのまま白い(のがよい)


意味3

すなわち、ほかでもなく

[出典]:宮の五節出ださせたまふに 枕草子
「いま二人は女院・淑景舎(しげいさ)の人、やがてはらからどちなり。」

[訳]:あとの二人は女院と淑景舎の人で、すなわち姉妹の間柄です。


意味4

すぐさま、ただちに

[出典]名を聞くより 徒然草
「名を聞くより、やがて面影は推し量らるる心地するを...」

[訳]:名前を聞くやいなや、ただちに(その人の)顔つきは自然と推察されるような気がするが...


意味5

そのうちに、まもなく

[出典]那須野 奥の細道
やがて人里に至れば、あたひを鞍つぼに結びつけて馬を返しぬ。」

[訳]まもなく人里についたので、代金を馬鞍に結び付けて馬を返した。


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