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古文単語「こころあり/心有り」の意味・解説【ラ行変格活用・連語】
著作名: 走るメロス
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こころあり/心有り

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「こころあり」は、名詞「心」とラ行変格活用「あり」が一語になったものであり、ラ行変格活用ではなく連語とする解釈もある。
ラ行変格活用

未然形こころあら
連用形こころあり
終止形こころあり
連体形こころある
已然形こころあれ
命令形こころあれ


意味1:自動詞

道理をわきまえている、物の道理がわかる、思慮分別がある

[出典]:大事を思ひ立たむ人は 徒然草
「少し心有る際は、皆このあらましにてぞ一期は過ぐめる。」

[訳]:多少道理をわきまえている程度(の人)は、皆この(出家する前にやるべきことは片付けておこうという)計画(だけ)で一生が過ぎてしまうようだ。


意味2:自動詞

思いやりがある、人間らしい

[出典]:万葉集
「三輪山をしかも隠すか雲だにもこころあらなも隠さふべしや」

[訳]:三輪山をそのように隠すのか。雲だけでも思いやりがあってほしい。(そんなに)隠してもよいものか。


意味3:自動詞

情趣を解する、趣がある

[出典]花は盛りに 徒然草
「椎柴・白樫などのぬれたるやうなる葉の上にきらめきたるこそ、身にしみて、心あらむ友もがなと、都恋しうおぼゆれ。」

[訳]:椎柴や白樫などの濡れているような葉の上に(その光が)きらきらと輝いているのは、身にしみて、情趣を解するような友がいたらなぁと、都のことが恋しく思われる。


意味4:自動詞

ひそかに思うところがある、二心がある

[出典]:古今和歌集
「絶えずゆく飛鳥の川のよどみなば心あるとや人の思はむ」

[訳]:いつも流れている飛鳥川が淀むことがあったなら(あなたのもとに通うことが滞ったならば)、二心があるとあなたは思うでしょうか。


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