|
|
|
![]() |
古文単語「またなし/又無し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
1,393 views |
またなし/又無し
形容詞・ク活用
未然形 | またなく | またなから |
連用形 | またなく | またなかり |
終止形 | またなし | ◯ |
連体形 | またなき | またなかる |
已然形 | またなけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | またなかれ |
■意味1
またとない、類ない、二つとない。
[出典]:花は盛りに 徒然草
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて、深き山の杉の梢に見えたる、木の間の影、うちしぐれたるむら雲隠れのほど、またなくあはれなり。」
[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで、山奥の杉の梢に見えている、木の間(からもれる)の月の光や、時雨がさっと降るむら雲に隠れている(月の)様子が、またとなく趣がある。
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて、深き山の杉の梢に見えたる、木の間の影、うちしぐれたるむら雲隠れのほど、またなくあはれなり。」
[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで、山奥の杉の梢に見えている、木の間(からもれる)の月の光や、時雨がさっと降るむら雲に隠れている(月の)様子が、またとなく趣がある。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「さしつめひきつめ/差し詰め引き詰め」の意味・解説【連語】
>
古文単語「たまさかなり/偶なり/邂逅なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
>
古文単語「あらし/荒し」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
現代とで意味の異なる言葉 その4
>
古文単語「うれし/嬉し」の意味・解説【形容詞シク活用】
>
最近見たテキスト
![]() |
古文単語「またなし/又無し」の意味・解説【形容詞ク活用】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト