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古文単語「またなし/又無し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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またなし/又無し

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形容詞・ク活用

未然形またなくまたなから
連用形またなくまたなかり
終止形またなし
連体形またなきまたなかる
已然形またなけれ
命令形またなかれ


意味1

またとない、類ない、二つとない

[出典]花は盛りに 徒然草
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて、深き山の杉の梢に見えたる、木の間の影、うちしぐれたるむら雲隠れのほど、またなくあはれなり。」

[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで、山奥の杉の梢に見えている、木の間(からもれる)の月の光や、時雨がさっと降るむら雲に隠れている(月の)様子が、またとなく趣がある。


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