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古文単語「およぶ/及ぶ」の意味・解説【バ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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およぶ/及ぶ

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バ行四段活用

未然形およば
連用形および
終止形およぶ
連体形およぶ
已然形およべ
命令形およべ


意味1:自動詞

達する、届く、至る

[出典]安元の大火 方丈記
「すべて都のうち、三分が一に及べりとぞ。」

[訳]:(被害にあったのは)全体の都のうち、3分の1に達したとか。


意味2:自動詞

前かがみになる、及び腰になる

[出典]:古代の人の 枕草子
「衣の前の整へ果てて、腰を及びて取るほどに...」

[訳]:衣の前をすっかり整えて、(指貫の腰紐を)腰を前かがみにして取る時に...


意味3:自動詞

手足や上体を伸ばす

[出典]:宿木 源氏物語
「簾の下より、やをら及びて御袖をとらへつ。」

[訳]:簾の下から、そっと手を伸ばして、お袖を捉えた。


意味4:自動詞

ある状態に至る、ついに〜なる

※この用法の場合、「〜に及ぶ」の形で用いられる。
[出典]:平宣時朝臣 徒然草
「...とて、心よく数献に及びて、興にいられ侍りき。」

[訳]:...といって、気持ちよく数献に至り、上機嫌になられた。


意味5:自動詞

肩を並べる、匹敵する

※この用法の場合、打ち消しの語を伴って用いられることが多い。
[出典]:帚木 源氏物語
「なにがしが及ぶべきほどならねば...」

[訳]:わたくしめが肩を並べることのできるほど(の身分)ではないので...


意味6:自動詞

できる、叶う

※この用法の場合、打ち消しの語を伴って「及ばず」などの形で用いられることが多い。
[出典]大江山の歌 十訓抄
「...とばかり言ひて、返歌にも及ばず、袖を引き放ちて逃げられけり。」

[訳]:...とだけ言って、返歌もできずに、袖を引っ張って離してお逃げになりました。


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