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古文単語「いだす/出だす」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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いだす/出だす

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サ行四段活用

未然形いださ
連用形いだし
終止形いだす
連体形いだす
已然形いだせ
命令形いだせ


意味1:他動詞

外に出す

[出典]かぐや姫の成長 竹取物語
「帳のうちよりも出ださず、いつき養ふ。」

[訳]:帳台の中からも外に出さずに、大切に養い育てます。


意味2:他動詞

出発させる、行かせる

[出典]亡児 土佐日記
「暁に舟を出だして、室津を追ふ。」

[訳]:夜明け前に船を出発させて、室津を目指して進む。


意味3:他動詞

歌う、声に出す、声に出して歌う

[出典]:賢木 源氏物語
「高砂を出だして歌ふ、いとうつくし。」

[訳]:高砂を声に出して歌うのが、とてもかわいらしい


意味4:他動詞

(色や形、言葉などにして)
表す、表現する、描き出す

[出典]:桐壷 源氏物語
「思し憚りて、色にも出ださせたまはずなりぬるを...」

[訳]:気兼ねして、顔色にもお出しにならないでしまったのを...


意味5:他動詞

生じさせる、引き起こす

[出典]:大鏡
「昨日、事出だしたりし童捕らふべし...」

[訳]:昨日事を引き起こした召使の子どもを捕まえるつもりだ...


意味6:補助動詞

外に向かって〜する

この用法の場合、動詞の連用形について用いられる。
[出典]筒井筒 伊勢物語
「...と言ひて見出だすに、からうじて、大和人『来む。』と言へり。」

[訳]:と言って外を眺めると、ようやく、大和の人(男)が「行こう。」と言ってきました。

※サ行四段活用「見出だす」と一語で解釈する場合もある。


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