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古文単語「いとほし」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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いとほし

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形容詞・シク活用

未然形いとほしくいとほしから
連用形いとほしくいとほしかり
終止形いとほし
連体形いとほしきいとほしかる
已然形いとほしけれ
命令形いとほしかれ


意味1

かわいそうだ、気の毒だ、ふびんだ

[出典]かぐや姫の昇天 竹取物語
「ふと天の羽衣うち着せ奉りつれば、翁をいとほし、かなしと思しつることも失せぬ。」

[訳]:(天人が)さっと天の羽衣を(かぐや姫に)お着せ申し上げたところ、翁を気の毒だ、ふびんだとお思いになっていたことも( 天の羽衣の影響でかぐや姫の心から)消えてしまいました。


意味2

かわいい、いじらしい、いとしい

[出典]:少女 源氏物語
「宮は、いといとほしと思す中にも、男君の御かなしさはすぐれ給ふにやあらん。」

[訳]:大宮は、本当にかわいいとお思いになる(孫たちの)中でも、男君のおかわいさは他に勝っていらっしゃるからではないでしょうか。


意味3

困ったことだ、辛い、嫌だ

[出典]:空蝉 源氏物語
「強ひていとほしき御振る舞ひの絶えざらむも、うたてあるべし。」

[訳]:(源氏の)無理な困ったお振る舞いが絶えないのも、(私は)不快であるに違いない。


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