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古文単語「ものはかなし/物果無し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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ものはかなし/物果無し

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形容詞・ク活用

未然形ものはかなくものはかなから
連用形ものはかなくものはかなかり
終止形ものはかなし
連体形ものはかなきものはかなかる
已然形ものはかなけれ
命令形ものはかなかれ


意味1

なんとなく頼りない、しっかりしていない

[出典]桐壷 源氏物語
「かしこき御蔭をば頼み聞こえながら、おとしめ疵を求め給ふ人は多く、わが身はか弱くものはかなきありさまにて...」

[訳]:(更衣は)恐れ多い帝の御庇護を頼りにし申し上げていましたが、(更衣のことを)さげすみ欠点をお探しになられる方は多く、(更衣)自身の体はか弱くなんとなく頼りない様子であるので...


意味2

たいしたことがない

[出典]:若菜上 源氏物語
「母方もその筋となく、ものはかなき更衣腹にてものしたまひければ...」

[訳]:母方も名門の家柄でなく、たいしたことがない更衣から生まれた方でいらっしゃったので...


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