manapedia
古文単語「とまる/止まる/留まる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
365 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

とまる/止まる/留まる

ALT

「とまる」には
①止まる/留まる
②泊まる
があるが、ここでは「①止まる/留まる」について扱う。
ラ行四段活用

未然形とまら
連用形とまり
終止形とまる
連体形とまる
已然形とまれ
命令形とまれ


意味1:自動詞

動かなくなる、停止する、立ち止まる

[出典]:下部に酒飲まする事は 徒然草
「日暮れにたる山中に、あやしきぞ。とまり候へ。」

[訳]:日が暮れている山の中で、あやしいぞ。立ち止まりなされ。


意味2:自動詞

とりやめる、中止になる

[出典]花山院の出家 大鏡
「さりとて、とまらせ給ふべきやう侍らず。神璽・宝剣わたり給ひぬるには。」

[訳]:そうはいっても、(出家を)取りやめなさることができるものではございません。神璽・宝剣が(すでに皇太子へと)お渡りになりましたので。


意味3:自動詞

生き残る、後に残る、居残る

[出典]御法 源氏物語
「さるべき僧、誰かとまりたる。」

[訳]:しかるべき僧は、誰か残っていますか。


意味4:自動詞

(目、耳、心などに)
とまる、ひきつけられる

[出典]:心にくきもの 枕草子
「ひさげの柄のたうれふすも、耳こそとまれ。」

[訳]:ひさげの柄の倒れる音も、注意がひかれる


意味5:自動詞

落ち着く、決める

[出典]若菜上 源氏物語
「みづからの御心ながらだに、え定め給ふまじかなるを、ましてことわりも何も。いづこにとまるべきにか。」

[訳]:ご自身のお考えでさえ、お決めになれそうにないようですので、まして(私には)慣例だとも何とも。どちらに落ち着くことになるのでしょうか。


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。