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古文単語「かなし/愛し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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かなし/愛し

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「かなし」には
①愛し
悲し/哀し
の用法があるが、ここでは「①愛し」について扱う。
形容詞・シク活用

未然形かなしくかなしから
連用形かなしくかなしかり
終止形かなし
連体形かなしきかなしかる
已然形かなしけれ
命令形かなしかれ


意味1

かわいい、愛おしい

[出典]筒井筒 伊勢物語
「...とよみけるを聞きて、かぎりなくかなしと思ひて、河内へも行かずなりにけり。 」

[訳]:...と詠んだのを聞いて、(男は女のことを)この上なく愛おしく思って、河内へも行かなくなりました。


意味2

心がひかれる、心にしみておもい

[出典]:古今和歌集
「陸奥はいづくはあれど塩竈の浦こぐ舟の綱手かなしも」

[訳]:陸奥では他の場所はともかく、塩竈の浦を漕ぐ船の引き綱が心にしみるものです。


意味3

見事だ、うまい

[出典]:古今著聞集
かなしくせられたりとて見あさみけるとなむ。」

[訳]見事に(化物を退治)なさったといって(他の者は)見てびっくりしたということです。


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