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古文単語「ある/荒る」の意味・解説【ラ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
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ある/荒る
ラ行下二段活用
未然形 | あれ |
連用形 | あれ |
終止形 | ある |
連体形 | あるる |
已然形 | あるれ |
命令形 | あれよ |
■意味1:自動詞
(天候や海などが)
荒れる、激しくなる。
[出典]:宇多の松原 土佐日記
「これらを人の笑ふを聞きて、海は荒るれども、心はすこし凪ぎぬ。 」
[訳]:これらを人が笑うのを聞いて、海は荒れているけれども、心は少し落ち着いた。
「これらを人の笑ふを聞きて、海は荒るれども、心はすこし凪ぎぬ。 」
[訳]:これらを人が笑うのを聞いて、海は荒れているけれども、心は少し落ち着いた。
■意味2:自動詞
(家や田畑などが)
荒れ果てる。
[出典]:万葉集
「楽浪の国つ御神のうらさびて荒れたる都見れば悲しも 」
[訳]:楽浪の地の神の御心がすさんでしまって、(そのために)荒れ果てた都を見ると悲しいことよ
「楽浪の国つ御神のうらさびて荒れたる都見れば悲しも 」
[訳]:楽浪の地の神の御心がすさんでしまって、(そのために)荒れ果てた都を見ると悲しいことよ
■意味3:自動詞
興ざめる、白ける。
[出典]:文覚被流 平家物語
「『こはいかに、こはいかに。』とさはがれければ、御遊もはや荒れにけり。」
[訳]:「これはどうしたことだ、これはどうしたことだ。」と騒がれたので、管弦のお遊びもすぐに白けてしまった。
「『こはいかに、こはいかに。』とさはがれければ、御遊もはや荒れにけり。」
[訳]:「これはどうしたことだ、これはどうしたことだ。」と騒がれたので、管弦のお遊びもすぐに白けてしまった。
■意味4:自動詞
心がすさむ、腹を立てる。
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