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古文単語「はなやかなり/花やかなり/華やかなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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はなやかなり/花やかなり/華やかなり

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形容動詞・ナリ活用

未然形はなやかなら
連用形はなやかなりはなやかに
終止形はなやかなり
連体形はなやかなる
已然形はなやかなれ
命令形はなやかなれ


意味1

明るく美しい

[出典]須磨 源氏物語
「月のいとはなやかにさし出でたるに、今宵は十五夜なりけりと思し出でて...」

[訳]:月がたいそう明るく美しく出てきたので、今夜は十五夜であったなあとお思い出しになって...


意味2

綺麗だ、きらびやかだ

[出典]刑部卿敦兼と北の方 古今著聞集
「その北の方ははなやかなる人なりけるが、五節を見侍りけるに...」

[訳]:刑部卿の奥さんは綺麗な人でしたが、五節(での舞)をご覧になったときに...


意味3

栄えている、時めいている

[出典]桐壷 源氏物語
「父の大納言は亡くなりて、母北の方なむ古の人の由あるにて、親うち具し、さしあたりて世のおぼえ華やかなる御方々にもいたう劣らず...」

[訳]:(女性の)父である大納言は亡くなっており、母親である(大納言の)奥方は、昔風の人で由緒ある家柄の方であって、両親がそろっていて、今のところ世間の評判が時めいている方々にもたいして見劣りすることなく...


意味4

陽気である、晴れやかである

[出典]:少女 源氏物語
「上人の心地も常よりもはなやかに思ふべかめる年なれば...」

[訳]:(昨年は五節が行われなかったことも相まって)殿上人の気持ちも例年よりも晴れやかに思えるような年なので...


意味5

(雰囲気が)
にぎやかである

[出典]:折節の 徒然草
「大路のさま、松立てわたして、はなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ。」

[訳]:通りの様子は、門松を立てて並べて、にぎやかで喜ばしい感じなのは、また趣深いものである。


意味6

際立っている、はっきりとしている

[出典]:頭の中将の 枕草子
「『なにがしさぶらふ』と、いとはなやかにいふ。」

[訳]:「某さんはいますか。」とたいそうはっきりと言う。


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