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古文単語「おそし/遅し/鈍し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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おそし/遅し/鈍し

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形容詞・ク活用

未然形おそくおそから
連用形おそくおそかり
終止形おそし
連体形おそきおそかる
已然形おそけれ
命令形おそかれ


「おそし」は、
①遅し
②鈍し
とで意味が異なる。
①遅し

意味1

遅れている、遅い

[出典]二月つごもりごろに 枕草子
「げに遅うさへあらむは、いと取りどころなければ」

[訳]:いかにも、(歌の内容が悪くそのうえ返事も)遅いとなっては、たいそうとりえもないので


意味2

なかなか〜しない

※この用法の場合「おそく+動詞」の形で用いられる。
[出典]:おぼつかなきもの 枕草子
「やむごとなき物持たせて人のもとにやりたるに、遅くかへる。」

[訳]:貴重な物を持たせて人のところに遣わしたところ、なかなか帰らない


②鈍し

意味

頭や心の回転がにぶい、気が利かない

※この用法の場合、「心おそし」の形で用いられることが多い。
[出典]:末摘花 源氏物語
「さやうのことにも心おそくものしたまふ。」

[訳]:そのようなことにおいても(感性が)にぶくていらっしゃる。


備考

「おそう」は連用形のウ音便。

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