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古文単語「まもる/守る/護る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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まもる/守る/護る

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ラ行四段活用

未然形まもら
連用形まもり
終止形まもる
連体形まもる
已然形まもれ
命令形まもれ


意味1:他動詞

目を離さずにじっと見つめる

[出典]宮に初めて参りたるころ 枕草子
「見知らぬ里人心地には、かかる人こそは世におはしましけれと、おどろかるるまでぞ、まもり参らする。 」

[訳]:(まだ宮中様のことをよく)わかっていない(田舎心地の私のような)者には、このような人がこの世にいらっしゃるのだなぁと、はっとするほどで、じっとお見つめ申し上げています。


意味2:他動詞

様子を伺う、よく見定める

[出典]:万葉集
「島伝ふ足速の小舟風守り年はや経なむ逢ふとはなしに」

[訳]:島を伝っていく足の速い小舟が風の具合を見定めるように、様子を伺って年が経ってしまうのだろうか、逢うこともなく。


意味3:他動詞

警戒する、見張る

[出典]:職の御曹司におはします頃、西の廂にて 枕草子
「この雪の山、いみじうまもりて、わらはべなどにふみちらさせず、こぼたせで、よくまもりて、十五日までさぶらへ。 」

[訳]:この雪の山を、よく保護して、子どもたちなどに踏み散らさせず、こわさせないで、よく見張って十五日まで残しておいておくれ。


意味4:他動詞

大切に世話をする

[出典]:東屋 源氏物語
「 ...明け暮れ護りて、なでかしづくこと限りなし。」

[訳]:...と、朝から晩まで大切にお世話して、かわいがって育てることこの上ない。


意味5:他動詞

遵守する、心に決める

[出典]:名利に使はれて 徒然草
「これ、徳を隠し、愚を守るにはあらず。」

[訳]:これは、徳を隠し、愚か(に振る舞うこと)を遵守するからではない。


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