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古文単語「すさまじ/凄まじ/荒まじ」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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すさまじ/凄まじ/荒まじ

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形容詞・シク活用

未然形すさまじくすさまじから
連用形すさまじくすさまじかり
終止形すさまじ
連体形すさまじきすさまじかる
已然形すさまじけれ
命令形すさまじかれ


意味1

興ざめである、がっかりだ、愛想がない

[出典]すさまじきもの 枕草子
すさまじきもの、昼吠ゆる犬。春の網代。」

[訳]:興ざめするもの、昼に吠える犬。春の網代。


意味2

殺風景だ、寒々としている

[出典]:折節の 徒然草
すさまじきものにして見る人もなき月の、寒けく澄める二十日余りの空こそ、心細きものなれ。」

[訳]殺風景なものとして見る人もない月が、寒く澄みわたっている二十日過ぎの空は、物寂しいものです。


意味3

寒い、冷たい

[出典]:鼓判官 平家物語
「十一月十九日のあしたになれば、河原の風こそすさまじかりけめ。」

[訳]:十一月十九日の朝なので、河原の風は冷たかったであろう。


意味4

激しい、ものすごい

[出典]:宇治拾遺物語
「夜中ばかりに、風吹き、雨降りて、すさまじかりけるに...」

[訳]:夜中に、風が吹き、雨が降り、激しかったのですが...


意味5

あきれたことである、とんでもないことである

[出典]:東海道中膝栗毛 十返舎一九
「なに、あれが御屋敷に奉公してゐたもすさまじい。」

[訳]:なに、あいつが御屋敷に奉公していたというのもとんでもないことだ

※「すさまじい」は終止形「すさまじ」が口語表現に変化したもの。


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