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古文単語「みゆ/見ゆ」の意味・解説【ヤ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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みゆ/見ゆ

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※「見ゆ」で「まみゆ」と読む場合もあるが、その場合は意味が異なるので注意が必要。
ヤ行下二段活用

未然形みえ
連用形みえ
終止形みゆ
連体形みゆる
已然形みゆれ
命令形みえよ


意味1:自動詞

見える、目に入る

[出典]帰京 土佐日記
「京に入り立ちてうれし。家に至りて、門に入るに、月明かければ、いとよくありさま見ゆ。」

[訳]:京に立ち入って嬉しい。家について、門に入ると、月の光が明るいので、大変よく(家の)様子が見える


意味2:自動詞

見ることができる

※この用法の場合、打消の語句を伴って「見ることができない」と訳すことが多い。
[出典]東下り 伊勢物語
「京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず。」

[訳]:京では見ることができない鳥なので、一行は皆(この鳥のことを)知りません。


意味3:自動詞

姿が現れる、やって来る

[出典]:大進生昌が家に 枕草子
「さても、かばかりの家に、車入らぬ門やはある。見えばわらはむ。」

[訳]:それにしても、これほどの(立派な)家で、牛車の入らない門があるのであろうか、あるはずがない。(成昌様が)現れたら笑ってやろう。


意味4:自動詞

(人に)見られる

[出典]:夕顔 源氏物語
「人にもの思ふ気色を見えむを、恥づかしきものにしたまひて...」

[訳]:人に物思いにふけっている所を見られることを、きまりの悪いこととお思いになって...


意味5:自動詞

会う

[出典]:野分 源氏物語
「宮に見えたてまつるは、恥づかしうこそあれ。」

[訳]:中宮様にお会い申し上げるのは、気が引けます。


意味6:自動詞

(女性が)結婚する

[出典]:維盛都落 平家物語
「いかならむ人にもみえて、身をも助け、幼き者どもをもはぐくみ給ふべし」

[訳]:どのような人であっても結婚して、身を助け、幼い子供たちを大切に養育なさるがよい。


意味7:自動詞

感じられる、思われる

[出典]いでや、この世に生まれては 徒然草
「ただ人も、舎人など賜はる際はゆゆしと見ゆ。」

[訳]:普通の貴族でも、舎人など(の役職)をうけたまわっている身分の人は恐れ多く感じられます。


意味8:他動詞

見せる

[出典]花山院の出家 大鏡
「まかり出でて、大臣にも、変はらぬ姿、いま一度見え、かくと案内申して、必ず参り侍らむ。」

[訳]:退出して、(父である)大臣にも、(出家前の)変わらない(自分の)姿を、もう一度見せて、(天皇と一緒に出家する)いきさつを申し上げて、必ず戻って参りましょう。


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