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古文単語「あばらなり/荒らなり/疎らなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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あばらなり/荒らなり/疎らなり

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形容動詞・ナリ活用

未然形あばらなら
連用形あばらなりあばらに
終止形あばらなり
連体形あばらなる
已然形あばらなれ
命令形あばらなれ


意味1

すき間が多い、がらんとしている

[出典]伊勢物語
「うち泣きて、あばらなる板敷に、月の傾くまで伏せりて、去年を思ひ出でて詠める。」

[訳]:(男性は)泣いて、(戸も障子もなく)がらんとした板の間に、月が傾くまで横になって、去年のことを思い出して詠んだ歌です。


意味2

荒れ果てている

[出典]伊勢物語
「雨もいたう降りければ、あばらなる蔵に、女をば奥に押し入れて...」

[訳]:雷さえとても激しく鳴り、雨もひどく降っていたので、(その蔵が鬼のすみかとも知らずに)荒れ果てた蔵に、女性を押し込んで...


意味3

人が手薄である、まばらである

[出典]:平家物語 篠原合戦
「...後ろあばらになりければ、力及ばで引き退く。」

[訳]:...後続の兵がまばらになったので、戦力が足りずに退却する。


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