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古文単語「うつくし/愛し/美し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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うつくし/愛し/美し

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形容詞・シク活用

未然形うつくしくうつくしから
連用形うつくしくうつくしかり
終止形うつくし
連体形うつくしきうつくしかる
已然形うつくしけれ
命令形うつくしかれ


意味1

(肉親にや恋人に対して)
いとしい、恋しい、かわいい

[出典]:万葉集
「父母を見れば尊し、妻子見ればめぐしうつくし。」

[訳]:父母を見ると尊い。妻子を見るといとしい


意味2

(幼い者、小さい物に対して)
かわいらしい、愛らしい

[出典]源氏物語 紫式部
「さても、いとうつくしかりつる稚かな...」

[訳]:それにしても、大変かわいらしいこどもであった...


意味3

立派だ、きれいだ、見事だ

[出典]:大鏡
「色濃く咲きたる木の、様体うつくしきがはべりしを...」

[訳]:色濃く咲いた木で、かたちの立派なのがございましたのを...


意味4

体裁がよい、手際がよい

※この用法は、近世以降の作品で用いられる。

[出典]:西鶴織留
うつくしう出替はりまで使うて暇出さるるは...」

[訳]体裁よく入れ替わりの時期まで使って(から奉公人に)暇を出されるのは...


備考

「うつくしう」は、「うつくし」の連用形のウ音便。

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