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古文単語「わづかなり/僅かなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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わづかなり/僅かなり

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形容動詞・ナリ活用

未然形わづかなら
連用形わづかなりわづかに
終止形わづかなり
連体形わづかなる
已然形わづかなれ
命令形わづかなれ


意味1

(数量や程度が)
少ない、わずかだ、たった

[出典]方丈記 鴨長明
「所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。」

[訳]:場所は変わらずに住む人は多いが、昔会った人(の中で今も生きている人は)は、2、30人の中にわずか1人2人である。


[出典]徒然草 兼好法師
わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろそかにせんと思はんや。」

[訳]たった二本の矢を、師匠の前でその一本をおろそかにしようと思うでしょうか、いや思わないでしょう。


意味2

みずぼらしい、貧弱だ、貧しい

[出典]:奥の細道 松尾芭蕉
「浜はわづかなる海士の小家にて、侘しき法花寺あり。」

[訳]:浜にはみすぼらしい漁師の小さな家が並び、貧相な法華宗の寺がある。


意味3

やっと、かろうじて

※この用法の場合、「わづかに」の形で用いられる。

[出典]:枕草子 清少納言
「孟嘗君の鶏は、函谷関を開きて、三千の客わづかに去れり。」

[訳]:孟嘗君の鶏は、函谷関を開いて、三千名の食客とともにかろうじて逃げた。



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