manapedia
古文単語「とぶらふ/訪ふ/弔ふ/とぶらう」の意味・解説【ハ行四段活用】
著作名: 走るメロス
3,304 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

とぶらふ/訪ふ/弔ふ

ALT

ハ行四段活用

未然形とぶらは
連用形とぶらひ
終止形とぶらふ
連体形とぶらふ
已然形とぶらへ
命令形とぶらへ


※(一)「訪ふ」と(ニ)「弔ふ」とでは意味が異なる。
(一)「訪ふ」

意味1:他動詞

見舞う

[出典]絵仏師良秀 宇治拾遺物語
「『あさましきこと。』とて、人ども来とぶらひけれど、騒がず。 」

[訳]:「大変なことですね。」と言って、人々が見舞いに来たのですが、(良秀は)動じていません。


意味2:他動詞

質問する、尋ねる

[出典]:古今和歌集
「秋の野に人まつ虫の声すなり我かと行きていざとぶらはむ」

[訳]:秋の野で人を待つ松虫の音が聞こえる。私を待っているのかと、出かけて行って、さあ、尋ねてみよう。


意味3:他動詞

訪問する、訪れる

[出典]伊勢物語
「...本意にはあらで、心ざし深かりける人行きとぶらひけるを... 」

[訳]:...(最初は)本心ではなかったのですが、(次第に)深く心を寄せていった人が訪れていましたが...


意味4:他動詞

探す

[出典]祗園精舎 平家物語
「遠くの異朝をとぶらへば...」

[訳]:遠く外国(の例)を探すと...


(ニ)「弔ふ」

意味1:他動詞

弔問する

[出典]:源氏物語 紫式部
「後のわざなどにもこまかにとぶらはせたまふ。 」

[訳]:(桐壺の更衣の)死後の法事などにも(帝は)念入りに(使者を)弔問させなさる。


意味2:他動詞

供養する、冥福を祈る

[出典]:平家物語
「父母の後世を弔ひ給ふれぞ哀れなる。」

[訳]:父母の死後の冥福をお祈りなさる姿は気の毒なことです。




このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。