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古文単語「しる/治る/領る/痴る」の意味・解説【ラ行四段活用・ラ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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しる/治る/領る/痴る

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「しる」には
知る
・治る/領る
・痴る

の用法があり、それぞれ意味が異なる。ここでは①「治る/領る」と②「痴る」の解説を行う。

※参照:知るの用法
①治る/領る

ラ行四段活用

未然形しら
連用形しり
終止形しる
連体形しる
已然形しれ
命令形しれ


意味1:他動詞

治める、統治する、領有する

[出典]伊勢物語
「昔、男初冠して、平城の京、春日の里に、しるよしして、狩りに往にけり。 」

[訳]:昔、とある男が、元服して、奈良の都の春日の里に、その土地を領有している縁で、狩りに出かけました。


②痴る

ラ行下二段活用

未然形しれ
連用形しれ
終止形しる
連体形しるる
已然形しるれ
命令形しれよ


意味1:自動詞

ぼうっとする、愚かになる

[出典]竹取物語
「...荒れも戦はで、心地ただ痴れに痴れて、まもりあへり。 」

[訳]:...激しく戦うこともしないで、心がすっかりぼんやりとして、顔を見合わせてしまいました。


意味2:自動詞

いたずら好きである、物好きである

※この用法の場合、「痴れたる」の形で使われる場合が多い。

[出典]:徒然草 兼好法師
「亀山院の御時、 しれたる女房ども、若き男たちの参らるるごとに...」

[訳]:亀山院の御代に、いたずら好きの女房たちが、若い男たちが参内されるたびに...


※参照:知るの用法

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