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『孔明臥竜』(先主遂詣亮〜)書き下し文・現代語訳と解説
著作名: 走るメロス
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『孔明臥竜』

ここでは、中国の説話集「蒙求」の中の『孔明臥竜』(先主遂詣亮〜)の書き下し文、現代語訳とその解説を行っています。

前回のテキストはこちら
『孔明臥竜』(蜀志、諸葛亮字孔明、琅邪陽都人〜)書き下し文・現代語訳と解説

白文(原文)

先主詣亮。
凡三往反乃見。
因屛人與計事善之。
於是情好日密。

関羽張飛等不悦。
先主曰、
「孤之有孔明、猶魚之有水也
願勿復言。」


及称尊号、以亮為丞相。

書き下し文

先主遂に亮に詣(いた)る。
凡(およ)そ三たび往きて乃ち見る。
因りて人を屏(しりぞ)けて与(とも)に事を計り之を善しとす。
是(ここ)に於いて情好日に密なり。

関羽・張飛等悦(よろこ)ばず。
先主曰はく、
「孤の孔明有るは、猶ほ魚の水有るがごときなり。
願はくは復た言う勿(な)かれ。」と。


尊号を称するに及び、亮を以て丞相と為す。

現代語訳(口語訳)

先主(劉備)はこうして、亮に会いに行きました。
三回出向いてようやく会うことができました。
そこで周囲の者を退けて、一緒に天下のことを話し合い、(劉備は)これ(亮の意見)を善しとしました。
こうやって(二人は)日を増すごとに親密になっていきました。

関羽と張飛らはこれをよくは思いませんでした。
先主(劉備)が言いました。
「私に孔明がついているのは、あたかも魚に水があるようなものだ。
頼むから(文句を)二度と言わないでほしい。」と。


(劉備が皇帝の)称号を得ると、亮を丞相に任命しました。

単語・文法解説

こうして、とうとう
猶魚之有水也「猶」は再読文字で「なほ~のごとし(~がごとし)」と読み、「あたかも~のようだ」と訳す


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