manapedia
『人面桃花(後数日、偶至都城南、復往尋之〜)』現代語訳(口語訳)・書き下し文と解説
著作名: 走るメロス
23,326 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

『人面桃花』

ここでは、『人面桃花(後数日、偶至都城南、復往尋之〜)』の書き下し文・現代語訳とその解説を行っています。
前回のテキスト

白文(原文)

後数日、偶至都城南、復往尋之。
聞其中有哭声、扣門問之。
有老父、出曰、

「君非崔護耶。」


曰、

「是也。」


又哭曰、

「君殺吾女。」


護驚起、莫知所答。
父曰、

「吾女笄年未適人
自去年以来、常恍惚若有所失。
比日之出。
及帰、見左扉有字、読之入門而病。
遂絶食数日而死。
吾老矣。
此女所以不嫁者、将求君子以託吾身
今不幸而殞。
得非君殺之耶。」


又特崔大哭。
崔亦感慟、請入哭之。
尚儼然在
崔挙其首、枕其股、哭而祝曰、

「某在斯、某在斯。」


須臾開目、半日復活。
父大喜,遂以女帰之。

書き下し文

後数日、偶(たまたま)都城の南に至り、復た往きて之を尋ぬ。
其の中に哭声有るを聞き、門を扣いてこれを問ふ。
老父(ろうふ)有り、出でて曰はく、

「君は崔護に非ずや。」と。


曰はく、

「是れなり。」と。


又哭して曰はく、

「君吾が女を殺せり。」と。


護驚き起ちて、答ふる所を知る莫し。
老父曰はく、

「吾が女(むすめ)は笄年(けいねん)にして書を知り未だ人に適かず。
去年より以来、常に恍惚として失ふ所有るが如し。
比日之と出づ。
帰るに及び、左扉に字有るを見て、之を読み門に入りて病む。
遂に食を絶つこと数日にして死せり。
吾老いたり。
此の女の嫁がざりし所以(ゆゑん)の者は、将に君子を求めて以て吾が身を託せんとすればなり。
今不幸にして殞(し)す。
君之を殺すに非ざるを得んや。」と。


又特に大いに哭す。
崔も亦感慟し、入りて之に哭せんと請ふ。
尚ほ儼然として牀に在り。
崔其の首を挙げ、其の股に枕せしめ、哭して祝りて曰はく、

「某(それがし)斯(ここ)に在り、某斯に在り。」と。


須臾(しゅゆ)にして目を開き、半日にして復た活(い)けり。
父大いに喜び、遂に女を以て之に帰(とつ)がしむ。

次ページ:現代語訳(口語訳)と単語・文法解説


1ページ
前ページ
1/2
次ページ

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。