manapedia
ねじれ国会とは~ねじれ国会の問題点をわかりやすく解説します~
著作名: 早稲男
52,743 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

ねじれ国会とは

最近メディアでよく目にするようになった「ねじれ国会」ですが、どのような状況なのか説明します。

まず「ねじれ国会」とは、 衆議院では与党が過半数の議席を持っているのに、参議院では野党が議席の過半数を占めいている状態をさします。

衆参両院で与党が過半数を占めていれば法案も通しやすくなるのですが、ねじれ国会では政権与党が参院で過半数を占めている野党を納得させないと法案は成立しないために、参議院で衆議院と異なる議決が起こりやすくなることが特徴です。

おそらくみなさん、次のような質問をお持ちだと思います。

Q:衆議院の優越によって参議院で否決されても衆議院の意見が採用されるんじゃないの?


A:たしかに、衆議院の優越によって、衆議院の意見が採用されやすいということは憲法にも定められています。ただ、参議院で法案が否決されて衆議院に再び戻ってきたときに、衆議院の3分の2の賛成がなければ可決はされないのです。
仮に与党が衆議院で3分の2の議席を持っていなかった場合、これは野党を説得しなければ法案は可決されませんよね。議席を3分の2以上にするために、他の党と連立を組むわけです。

Q:参議院で否決し続けていたら、いつまでたっても決まらないじゃない。


A:衆議院の可決から60日以内に参議院がなんらかの決断をくださなければ、参議院は法案を否決したとみなされることになっていますので、その心配はありません。しかし、60日も伸ばすことができるのです。一刻も早く可決させたい与党にとって、この60日はとても長い期間ですよね。
60日もあったら、ひょっとしたら支持率が急降下して、首相の交代が起こっているかもしれません。


野党が参議院で力を持つことによって、国会の運営や内閣の計画を狂わすことができます。結果として与党の政権運営の邪魔をすることができ、これによって国民からすれば、一体与党は何をやっているんだという気持ちになるでしょう。そこで解散総選挙となれば、野党は与党に代わって第一党になれるかもしれない。
それが現状でしょう。



このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。






現代社会