manapedia
蜻蛉日記原文全集「三月十五日に院の小弓はじまりて」
著作名: 古典愛好家
1,506 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

蜻蛉日記

三月十五日に院の小弓はじまりて

三月十五日に院の小弓はじまりて出居(いでゐ)などののしる。前しりへわきてさうぞけば、そのこと大夫により、とかうものす。その日になりて、

「上達部(かんだちめ)あまた、今年やむごとなかりけり。小弓(こゆみ)おもひあなづりて、念ぜざりけるを、いかならんとおもひたれば、最初(さいそ)にいでて諸矢(もろや)しつ。つぎつぎあまたのかず、この矢になん刺して勝ちぬる」


などののしる。さて又二三日すぎて、

「大夫の諸矢(もろや)はかなしかりしかな」


などあれば、まして我も。


   

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。