manapedia
蜻蛉日記原文全集「忌みの所になん夜ごとに」
著作名: 古典愛好家
1,582 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

蜻蛉日記

忌みの所になん夜ごとに

「忌みの所になん、夜ごとに」


とつぐる人あれば、心やすからでありふるに、月日はさながら、

「鬼やらひ来(き)ぬる」


とあれば、あさましあさましと思ひはつるもいみじきに、人はわらは、おとなともいはず、

「なやらふなやらふ」


とさわぎののしるを、われのみのどかにて見聞けば、ことしも心ちよげならんところのかぎりせまほしげなるわざにぞ見えける。

「雪なんいみじうふる」


といふなり。年のをはりには何ごとにつけても思ひのこさざりけんかし。



このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。