manapedia
蜻蛉日記原文全集「さて九月ばかりになりて」
著作名: 古典愛好家
8,436 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

蜻蛉日記

さて九月ばかりになりて

さて九月ばかりになりて、出でにたるほどに、箱のあるを手まさぐりにあけて見れば、人のもとにやらんとしける文あり。あさましさに、見てけりとだに知られんと思ひてかきつく。

うたがはしほかにわたせるふみみれば ここやとだえにならんとすらん

など思ふほどに、むべなう十月つごもりがたに三夜(みよ)しきりて見えぬときあり。つれなうて

「しばし心みるほどに」


など、けしきあり。           
              
               
                

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。