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枕草子 原文全集「雪高う降りて、今もなほ降るに」
著作名: 古典愛好家
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雪高う降りて、今もなほ降るに

雪高う降りて、今もなほ降るに、五位も四位も、色うるはしう若やかなるが、上のきぬの色いときよらにて、皮の帯のかたつきたるを、宿直(とのゐ)姿にひきはこへて、紫の指貫も雪に冴え映えて、濃さまさりたるを着て、衵(あこめ)の紅ならずは、おどろおどろしき山吹を出だして、唐傘(からかさ)をさしたるに、風のいたうふきて、橫さまに雪をふきかくれば、少しかたぶけてあゆみくるに、ふかき沓(くつ)、半靴などのはばきまで雪のいと白うかかりたるこそ、をかしけれ。
              
                  
                
     

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