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枕草子 原文全集「八月つごもり、「太秦に詣づ」とて」
著作名: 古典愛好家
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八月つごもり、「太秦に詣づ」とて

八月つごもり、「太秦に詣づ」とて見れば、穂にいでたる田を、人いとおほく見さわぐは、稲かるなりけり。

「早苗とりしかいつの間に」


まことに、さいつころ賀茂へ詣づとて見しが、あはれにもなりにけるかな。


これは男どもの、いと赤き稲の、本ぞ青きを持たりてかる。何にかあらむして本をきるさまぞ、やすげに、せまほしげにみゆる也。いかでさすらむ、穂をうちしきて、並みをるもをかし。庵のさまなど。
              
               
                
           
         

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