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枕草子 原文全集「いみじう暑き昼中に」
著作名: 古典愛好家
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いみじう暑き昼中に

いみじう暑き昼中に、いかなるわざをせむと、扇(あふぎ)の風もぬるし、氷水(ひみづ)に手をひたしもてさわぐほどに、こちたう赤き薄様を、唐撫子(からなでしこ)の、いみじう咲きたるにむすびつけて、とり入れたるこそ、かきつらむほどの暑さ、心ざしのほど、浅からずおしはかられて、かつ使ひつるだにあかずおぼゆる扇も、うちをかれぬれ。
                 
                
                 
                
                   
                 
            

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