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枕草子 原文全集「いみじう心づきなきもの」 |
著作名:
古典愛好家
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いみじう心づきなきもの
いみじう心づきなきもの。
祭、禊(みそぎ)など、すべて男のもの見るに、ただひとり乗りて見るこそあれ。
いかなる心にかあらむ。
やむごとなからずとも、わかき男などのゆかしがるをも、ひき乗せよかし。
すきかげにただひとりただよひて、心ひとつにまもりゐたらむよ。
いかばかり心せばく、けにくきならむとぞおぼゆる。
ものへいき、寺へもまうづる日の雨。
つかふ人などの、
「我をばおぼさず、なにがしこそ、ただいまの時の人」
などいふを、ほの聞きたる。
人よりはすこしにくしと思ふ人の、おしはかりごとうちし、すずろなるものうらみし、わがかしこなる。
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