manapedia
万葉集『天地の分かれ し時ゆ神さびて高く貴き駿河なる~』 現代語訳と品詞分解
著作名: 走るメロス
53,368 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

はじめに

ここでは、万葉集の中の

天地の分れし時神さびて 高く貴き駿河なる不尽の高嶺を 天の原振りさけ見れば
渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず
白雲も い行きはばかり 時じくそ雪は降りける
語り継ぎ 言ひ継ぎ行かむ 不尽の高嶺は


という歌の現代語訳と品詞分解・解説を行っていきます。

現代語訳(口語訳)

天と地の分かれたときから、神々しく高く貴い、駿河の国にある富士山の高嶺を、大空はるかに振り仰いで見ると、空を渡る太陽も隠れて、夜空に照る月の光も見えない。

白雲も富士に行く手を阻まれて、いつでも雪が降り積もっている。

後世の人たちにも語り伝え、語り継いで行こう、この富士山のことを。


解説・鑑賞のしかた

この歌は、富士さんの雄大さをたたえた歌です。世の始まりから現代にいたるまでの富士山の美しさを説明しています。反歌である「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ不尽の高嶺に雪は降りける」は、富士山がどのように美しいのかを細かく説明したものです。

次ページ:単語解説と品詞分解


1ページ
前ページ
1/2
次ページ

このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。