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『梁塵秘抄 舞へ舞へ蝸牛~』 現代語訳と品詞分解・文法解説
著作名: 走るメロス
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はじめに

ここでは、梁塵秘抄の中の

舞へ舞へ蝸牛
舞はぬものならば馬の子や牛の子に蹴ゑさせてむ 踏み破らせてむ
実に美しく舞うたらば 華の園まで遊ばせむ


という歌の現代語訳と品詞分解・解説を行っていきます。

現代語訳

踊れ、踊れカタツムリよ。
踊らないならば、馬の子や牛の子に蹴らせてしまおう。踏ませて割ってしまおう。
本当にかわいく踊ったならば、花園まで連れてって遊ばせてやろう。

解説・鑑賞のしかた

この歌は、梁塵秘抄に収録されている歌の中でも特に有名な、童心を表した歌です。

「舞へ舞へ」とカタツムリに話しかけたり、「踊らないならば、馬の子や牛の子に蹴らせてしまおう。踏ませて割ってしまおう。」とムキになっているところから、子供らしさを感じる作品です。

単語


蝸牛「カタツブリ」と読む。かたつむりのこと
美しくかわいく
華の園花の咲いている広場


品詞分解

※名詞は省略してあります。

舞へ(ハ行四段活用・命令形)
舞へ(ハ行四段活用・命令形)
蝸牛

舞は(ハ行四段活用・未然形)
(打ち消しの助動詞・連体形)
もの
なら(断定の助動詞・未然形)
(接続助詞)

(格助詞)

(間接助詞)

(格助詞)

(格助詞)
蹴ゑ(ワ行下二段活用・未然形)
させ(使役の助動詞・連用形)
(強調の助動詞・未然形)
(意思の助動詞・終止形)
踏み破ら(ラ行四段活用・未然形)
(使役の助動詞・連用形)
(強調の助動詞・未然形)
(意思の助動詞・終止形)

実に(副詞)
美しく(形容詞・シク活用・連用形)
舞うハ行四段活用・連用形のウ音便
たら(完了の助動詞・未然形)
(接続助詞)

(格助詞)

まで(副詞)
遊ば(ハ行四段活用・未然形)
(使役の助動詞・未然形)
(意思の助動詞・終止形)


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