manapedia
『見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮』 現代語訳と品詞分解・文法解説
著作名: 走るメロス
86,594 views
マナペディア(manapedia)とは、中学校・高等学校で勉強する科目に特化した、マナビを共有し合う場です。たくさんのテキストの中からあなたにあったマナビを探したり、あなたが学習・勉強してきたマナビを形に残したりすることができます。テキストの内容に関しては、他の参考文献をご覧になり、ご自身の責任のもとご判断・ご利用頂きますようお願い致します。

はじめに

このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」という歌について説明していきます。藤原定家が詠んだ歌です。

原文

見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮

現代語訳・解釈

見渡してみると、春の美しい花も、秋の紅葉もここにはないなぁ。海辺の苫ぶきの粗末な小屋のあたりの秋の夕暮れなことよ。

単語


花も紅葉も花は春を、紅葉は秋を連想させる代表的な名詞


解説・鑑賞のしかた

花も紅葉もないと述べていますが、花や紅葉という言葉をあえて一度使うことによって、まず読者に華やかなイメージをうえつけています。その効果によって、後に続く「浦の苫屋の秋の夕暮」という言葉から受ける寂しさをよりいっそう強く感じますね。

品詞分解

※名詞は省略してあります。

見渡せ(サ行四段活用・已然形)
(接続助詞)

(係助詞)
紅葉
(係助詞)
なかり(形容詞ク活用・連用形)
けり(詠嘆を表す助動詞の終止形)

(格助詞)
苫屋
(格助詞)

(格助詞)
夕暮


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。