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『憶良らは今は罷らむ子泣くらむ それその母も我を待つらむそ』わかりやすい現代語訳と品詞分解 
著作名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、万葉集で詠まれている「憶良らは今は罷らむ子泣くらむ それその母も我を待つらむそ」という歌について説明していきます。

原文

憶良らは今は罷(まか)らむ子泣くらむ それその母も我を待つらむそ

現代語訳

この憶良はもうおいとましましょう。(家で)子が泣いているでしょうし、その母も私を待っているでしょうから。

解説・鑑賞のしかた

この句は、山上憶良(やまのうえ の おくら)が詠んだものです。宴会で盛り上がって、そろそろ帰ろうとなったときに詠まれたものです。

このとき山上憶良は60~70歳でした。60~70歳の老人が、「家で子が泣いている」、「そしてその子の母親が私の帰りを待っている」というのは現実的には考えられません。この歌は、宴会から先に帰ってしまうとみんな気を悪くしてしまうだろうからということで、とっさに思い浮かんだジョークなんですね。その点にこの歌のおもしろさがあります。

「罷らむ」と「子泣くらむ」の「らむ」の違い

罷(まか)らむ罷るは「おいとまする」の意味。罷ら+意志の助動詞「む」の終止形
子泣くらむここの「らむ」は、現在推量の助動詞「らむ」の終止形


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