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論語『有子曰、礼之用和為貴(礼の用は和を貴しと為す)』解説・書き下し文・口語訳
著作名: 春樹
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中国の思想家孔子が述べたものを弟子たちがまとめたもの、それが論語です。ここでは、論語の第1章「学而第一」の第12、「礼の用は和を貴しと為す」の解説をしています。ここでは孔子ではなく、孔子の弟子の有子が語ったことが述べられています。

白文

有子曰、礼之用和為貴先王之道斯為美、小大由之、有所不行、知和和、不以礼節之、亦不可行也。


書き下し文

有子曰く、
『礼の用は和を貴しと為す。先王の道も斯れを美と為す、小大これに由るも行なわれざる所あり。和を知りて和すれども礼を以てこれを節せざれば、亦行なわるべからず。』


現代語訳

有子先生がおっしゃいました。

「礼」の働きとして「調和」があります。昔の王も調和をもって国を治めることに長けていました。しかし大事も小事も調和だけに則って行おうとすれば、なかなかうまくいかないものです。調和調和と言うのではなく、「礼」を用いて調和をはかるようにした方がいいでしょう。(その結果、調和はついてきます)


礼之用和為貴

「和をもって貴し」は飛鳥時代の憲法十七条の冒頭に引用されています。

先王

過去の優れた王を指す。


置き字の1つ。読まずに、「~て」や「~だけれども」のように接続を表します。
やっかいなのは、順接と逆接、どちらの場合でも使われるという点です。見分け方は、文脈から判断するしかありません。

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