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『峨眉山月歌(峨眉山月の歌)』書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説(押韻・形式など)
著作名: 走るメロス
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はじめに

ここでは中国の詩人李白のよんだ「峨眉山月歌」の書き下し文と現代語訳を書いています。ちなみに峨眉山は、中国の四川省ある山の名前です。李白が故郷を離れて旅を始めたときの歌とされています。峨眉山平羌清溪三峽渝州という5つもの地名を含めたのは、旅立ちを読み手にリアルに連想させるためでしょう。
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4句目の「思君」は、意中の人を指しているのか、それとも「月をずっと見ていたい」という気持ちを表しているのか、考えが分かれるところです。

1つの句に7つの漢字が並び、それが4セットあるので、この句は七言絶句と言えます。

漢文(白文)

左から右によんでください。

峨 眉 山 月 半 輪 秋
影 入 平 羌 江 水 流
夜 發 清 渓 向 三 峡
思 君 不 見 下 渝 州


書き下し文

峨眉山月半輪の秋

影は平羌江(へいきょうこう)水に入つて流る

夜、清溪を發して三峽に向ふ

君を思へども見えず渝州(ゆしゅう)に下る

現代語訳(口語訳)

秋の季節に、峨眉山には半月(半分に欠けた月)がかかり

その月影は、平羌江(川の名前)に映えて流れていく

私は夜に清溪を出発して三峽へと向かう

その道中にあなたのことを思っていたがあなたはおらず、渝州へと川を下っていく

詩形

この漢詩は七つに並んだ漢字が四つの行からなる、七言絶句というスタイルをとっています。「秋(シュウ)」「流(リュウ)」、「州(シュウ)」が韻を踏んでいます。(押韻という)


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