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高校古文『田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける』の現代語訳と解説
著作名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、万葉集で詠まれている「田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける」という歌について説明していきます。

原文

田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける

現代語訳

田子の浦から(富士山の見えるところまで)出てみると、富士山の高いところには真っ白い雪が積もっていました。

解説

この句は、山部赤人が詠んだ句です。山部赤人は奈良時代の歌人ですが、詳しいことはよくわかっていません。柿本人麻呂とともに歌聖と呼ばれています。

田子の浦とは現在の静岡県にあたります。不尽(ふじ)とは富士山のことを指しています。
「田子の浦」の「ゆ」があるからリズムよく読めないという方もいらっしゃるでしょうが、「ゆ」は「~から」を意味しますのでこの「ゆ」がないと、田子の浦で富士山を眺めたのか、それとも田子の浦から離れたところで富士山を見たのかがわからなくなってしまいます。

ちなみにこの句は小倉百人一首にも登場してきますが、小倉百人一首では「田子の浦にうち出でてみれば白妙の 不尽の高嶺に雪は降りつつ」と改編されています。



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