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『駒とめて袖打ち払ふ陰もなし 佐野のわたりの雪の夕暮れ』の現代語訳と解説
著作名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「駒とめて袖打ち払ふ陰もなし 佐野のわたりの雪の夕暮れ」という歌について説明していきます。

原文

駒とめて袖打ち払ふ陰もなし 佐野のわたりの雪の夕暮れ

現代語訳

道中どこか物陰に入って袖にかかった雪を払おうとしたら、辺りには物陰がない。佐野辺りの雪の降る夕暮れよ。

解説

この歌は、藤原定家によって詠まれたものです。
駒は「馬」のことを、陰は「物陰」や「木陰」のことを指し、佐野は地名のことです。佐野辺りと訳しましたが、佐野の渡し場(船の発着所)を指しているのではないかという説もあるようです。

また「夕暮れ」という名詞で終わっていることから体言止めが用いられていることがわかります。



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