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『思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを』の現代語訳と解説
著作名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、古今和歌集で詠まれている「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」という歌について説明していきます。

原文

思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを

現代語訳

あの人のことを思いながら眠りについたから夢にでてきたのだろうか。夢と知っていたなら目を覚まさなかっただろうものを。

解説

この歌は、小野小町の詠んだ歌です。好きな人を思い続けていたらなんとその人が夢の中目の前に現れた!だけれども目を覚まして、それが夢だったときのがっかり感という誰しもが経験したことがあろう恋の気持ちを歌ったものです。

「寝ればや人の見えつらむ」には係り結びが使われており「や~らむ」で「~なのでしょうか。」と訳しています。「ぞ・なむ・や・か」の4つの係助詞に対応するものは連体形の助動詞なので、「らむ」は連体形となります。「や」には疑問と反語の意味がありますが、ここでは疑問の意味で訳すのが適当でしょう。

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