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鉄(Ⅱ)と鉄(Ⅲ)の違い。なぜ化学式が異なるのか(鉄Ⅱイオンと鉄Ⅲイオン)
著作名: 藤山不二雄
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同じ鉄なのになんで数字が違うの?

鉄には鉄(Ⅱ)と鉄(Ⅲ)という2種類があります。同じ鉄なのですが、酸化させてみると化合式が異なります。
・酸化鉄(Ⅱ)の化学式は
・酸化鉄(Ⅲ)の化学式は

同じ金属の酸化物なのに2が付いたり、付かなかったりするのは何故でしょう。

鉄(Ⅱ)は[+2]の電荷を、すなわち
鉄(Ⅲ)は[+3]の電荷を、すなわち

をそれぞれ持っています。
化合物になるということは、化合物全体の+-の合計が0になるようにならなければいけません。ちなみに酸素は[-2]の電荷を持っています。

酸化鉄(Ⅱ)の場合
 
となりますので電荷の数は「+2」と「-2」でプラマイ0になりますから、ができあがります。

酸化鉄(Ⅲ)の場合
 
となりますので、電荷の数を合わせてプラマイ0になるように手を加えなければなりません。
を2倍に、そしてを3倍にするとバランスがとれますね。なのでという化学式ができあがるわけです。

まとめ

今回は鉄についてみてきましたが、化学反応式すべてを覚えるのは時間がかかりあまりオススメできません。そこで化学反応式を作るときには、どのイオンが何荷のイオンを持っているのかだけを覚えておいて、今回やったようにその都度化学式を作るということを行ったほうが効率的でしょう。

H (1+)Na (1+)Ag (1+)Fe (2+)Cu (2+)Mg (2+)
Cl(1-)HClNaClAgClFeCl2Cucl2MgCl2
O(2-)H2ONa2OAg2OFeOCuOMgO
S(2-)H2SNa2SAg2SFeSCuSMgS



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