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国際連盟と国際連合のちがい
著作名: ピタゴラス3世
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国際連盟と国際連合

第1次世界大戦後に、アメリカ大統領ウィルソンの発案で作られたのが国際連盟であり、第2次世界大戦後にそれを引き継いだものが国際連合です。この2つの組織、名前は似ていますが果たしていた役割は大きく異なっていました。

1:武力があるかないか

国際連合には軍隊がありますが、国際連盟にはありませんでした。
何か悪いことをする国があれば、「軍隊を派遣するぞ!」というおどしができるかできないかで、組織の強さが変わってきますよね。この軍隊がなかったために、国際連盟は第2次世界大戦を防げなかったとも言われています。

2:採決は全員が賛成で

国際連盟の時代、何か採決をするときには、参加している国の全会一致でなければ採択がされませんでした。これだといくら時間があっても物事は決まりませんよね。

それの反省をふまえて、国際連合では常任理事国5カ国、非常任理事国10カ国からなる常任理事会を設立して、常任理事国5カ国と非常任理事国4カ国の計9カ国の賛成があれば、採択がされるようになっています。

常任理事国は、アメリカ、フランス、イギリス、ロシア、中国の5カ国。非常任理事国は2年に1度、国際連合に加盟している国から選ばれるようになっています。
3:大国の不参加

アメリカ大統領が国際連盟を作ることを提唱したのにもかかわらず、アメリカは国際連盟には不参加でした。これは、当時のアメリカ国民が、国際連盟に加入することを望まなかったからです。

またロシア(当時はソ連)も1934年まで、国際連盟への参加を認められていませんでした。大国が参加していなかったということで、国際連盟は形だけにすぎない組織になっていたのです。



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